CATEGORY 黒色槍騎兵

とある小国の城下町。この国の皇女セシリアは度々お忍びで城下町を訪れています。皇女とはいえ、まだ年頃の女の子。町での遊びが刺激となっています。今日も城を抜け出し、護衛のクリスとお忍びで町を訪れています。そんな、お忍びの遊びを終えて帰路についているセシリアとクリス。いつものように城の裏手にある秘密の抜け穴から帰ろうと、森を抜けていきます。しかし、そこには何故か多くの魔物達が待ち伏せていました。お忍びとはいえ、正当な騎士たるクリスは、セシリアを守ります。次々に魔物たちを打ち倒していきますが、多勢に無勢。徐々に形勢は悪くなっていきます。その時、一瞬の隙を突かれてセシリアを奪われてしまいます。しまったと、セシリアを助けようとしたクリスもまた魔物達に取り押さえられてしまいます。はたして皇女セシリアと騎士クリスの運命は……
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主人公・雄司は、某女学院に勤める教師。平凡を絵に描いたような主人公は、生徒達からも注目される事も余りありません。それ故に、問題も起こさず淡々と日々を過ごしています。そんな雄司には、特別な能力がありました。眼力による暗示をかける事ができるのです。それは、服従と発情を誘発する事ができる「催淫術」とでもいうべき能力です。この能力は普段は隠している主人公。余り多用して墓穴を掘ることを恐れています。雄司のこういう臆病な所が、今まで犠牲者を作らずに来た要因の一つでもあります。この春よりクラスの担任を任された雄司。面倒事を任されたと思いつつも、受けざるを得ませんでした。しかし、それは更なる憂鬱の日々の始まりでした。学級崩壊とも言われかねない苦労の日々。それは担任である雄司への苛めとして具体化してきます。授業の私語から始まり、授業道具の紛失や、教卓の紛失等。雄司の心労は溜まるばかりです。その中心となっているのが沙織な為、余計に始末に終えません。ある日ホームルームにやってきた雄司。その教室の教卓には、花瓶に花が挿されています。それは雄司のお葬式とでも言うべき弔いの悪戯です。内心ははらわたが煮えくり返る思いでも、へらへらと笑って片付ける雄司。我慢の限界を超えたこの時に、雄司は復讐を誓うのでした。
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