孤児院で酷い目にあっていたナオ。だが、嵩邑夫妻はナオを必要とした。ナオは嵩邑の娘となっていた。嵩邑という新しい苗字を得たナオは幸せの中にあった。だが、それはつかの間の幸せであった。直ちに行われる「嵩邑の家のしきたり」……それによってナオは自分の立場がセックス奴●と代わりのないものであることを知らされる。セックスに関して幻想こそ抱いていたが、現実を知らなかったナオは驚きつつも「己の居場所」を確保するために、現状を受け入れていかなくてはならなくなる。そして、それは自分が通う学園でも同じであった。誰しもがナオの身体を求めるようになる。それが当たり前の毎日になってくる。しかし、その中でナオは確実に自分の居場所を得られていくことを感じる。そして、ナオは気付いてしまう。彼らは自分を求めることで自分たちの世界を維持していることに……。ナオこそが彼らの世界の焦点(フォーカス)であること。ナオはそれを受け入れるのか、受け入れられないのか、あるいは彼らを利用していくのか……。
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